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「ロモス武術大会」が巧みすぎておそろしい
「いろんな要素を自然に一つにまとめる」って難しくないですか。身近な例として、会社の人達が大勢参加するような宴会の幹事(最近は宴会やらなくなりましたが)を想像してください。
予算、場所、日程、上司の好み、座席の形式……こういった「要素」を一つ一つまじめにすべて取り入れようとすると、どこかで無理がでてきてしまいます。その結果、なにかちぐはぐなことになってしまうことも。
ところが、『ダイの大冒険』のロモス武術大会編ではこんなにいろいろな要素があるのに、全体の流れに不自然なところが一切なく(強いて言えばマンガに描いた「GAME OVER」のくだりくらい)、これからますます重要になってくる「要素」を読者が把握できます。巧みなストーリー進行に、ただただ畏怖するばかりです。
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