岩手県は近年、東北のラーメン激戦区として注目されていますが、なかでも「つけ麺」は個性的で質の高い名店が揃っています。昆布水を使った繊細なつけ麺から、濃厚な鶏白湯や豚骨魚介系、沿岸地域の貝出汁など、多彩なジャンルが楽しめます。地域ごとに異なる素材やスープへのこだわりが光る、岩手ならではの名店をご紹介します。

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岩手県の「つけ麺」の名店10選

　岩手県一関市に店舗を構える「丸長」は、昭和の時代から地元に親しまれている老舗ラーメン店です。店舗の外観は飾り気がなく、まさに昭和の雰囲気をそのまま残したような佇まい。暖簾をくぐると、どこか懐かしさを感じる空間が広がり、地域の常連客をはじめ、県外から訪れるラーメンファンの姿も少なくありません。

　メニューはシンプルで、基本は「ラーメン」と「つけ麺」のみという潔さ。丸長のつけ麺は、魚介をベースに、豚や鶏などの動物系のうま味を合わせたWスープを採用。表面的にはあっさりとした印象を受けますが、実際に口にすると深みと奥行きを感じる、しっかりとした味わいが広がります。つけ汁には、ほんのりと甘みがあり、さらに酸味やわずかな辛味が加わることで、食欲をそそるバランスのとれた味に仕上がっています。

　麺は中太で、しっかりとしたコシがあり、つけ汁に程よく絡みます。つけ汁はバランスが見事に調整されており、最後まで飲み干したくなるような優しい味わいです。

　ほかにも「麺屋 はつがい 北上店」「豪ーめん 花巻店」や平泉町の「麺屋 登龍門」など、まだまだ岩手県には「つけ麺」の名店が数多くあります。あなたの好きなお店はどこですか？

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