「地元民しか読めない!」と思う東京都の市町村名は?【人気投票実施中】
日本の首都であり、江戸幕府以降政治や経済、文化の中心地として発展し続けている「東京都」。東京都は23の区と多摩地区のほか、小笠原諸島や伊豆諸島といった島しょ部から構成されています。
今回ねとらぼでは、「『地元民しか読めない』と思う東京都の市町村名は?」というアンケートを実施します。東京都内には読み方の難しい地名が数多くありますが、あなたが「これは地元民しか読めないだろう」と思う市町村名をぜひ教えてください。まずは編集部がピックアップした3つの市と村について紹介します。
福生市

東京都の多摩地域西部に位置する「福生(ふっさ)市」。奥多摩の玄関口に位置する福生は、古くから西多摩地域の交通の要衝として発展しました。
室町時代には福生の有力な支配者として、青梅方面の三田氏と秋川方面の小宮氏が勢力争いをしていた歴史があります。福生は小宮氏にとって武蔵野方面進出最前線、もしくは北部方面防衛最前線の、「北方から来る敵を防ぐ地」でした。そのため防ぐという意味の「ふたぐ(ふさぐ)」から、「ふっちゃ」の発音が定着し、次第に「ふっさ」と変化したのではないかと考えられています。なお、「福生」という漢字があてられたのは、室町時代に流行した福神信仰による影響が大きいとされています。
檜原村

東京都の西部に位置し、一部を神奈川県と山梨県に接している「檜原(ひのはら)村」。島しょ部を除く東京本土で唯一の村です。
檜原という地名が生まれたのは平安時代末期のこと。源氏の武将である平山季重が檜原を含む地を与えられ、館とその守護寺(宝蔵寺)を建立しました。柏の木の樹皮を産出していたことからこの辺りは「柏の庄」と呼ばれるようになりましたが、檜はかしわとも読まれていたことから「檜原」という地名が定着したと考えられています。
御蔵島村

伊豆七島の真ん中に浮かぶ御蔵島(みくらじま)は、周辺に野生のイルカが暮らす自然豊かな場所です。人口はわずか300人強。島民は徒歩10分程度で一回りできる「里」に暮らしているため、ほとんどが顔見知りだそう。
雨が多い御蔵島は、伊豆諸島の中でもっとも水に恵まれた島といわれています。原生林の広がる山奥の水源から採取した天然水は「御蔵の源水」として販売されています。ほのかに甘みを感じるまろやかな水です。
「地元民しか読めない!」と思う東京都の市町村名は?
江戸時代から日本の中心として栄える東京には、古い言葉に由来する地名や珍しい地名がたくさんありますよね。「これは地元民しか読めない!」と思う市町村名に投票をお願いします! その市町村を選んだ理由や思い出のエピソードなども、コメント欄にぜひお寄せください。なお、ひらがな地名は除外していますのでご了承ください。たくさんの投票をお待ちしています!
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参考
- 東京の島だけ!伊豆諸島&小笠原に特化『地球の歩き方 東京の島々』が新発売(Gakken)
- 福生の名の由来(福生市観光協会)
- 檜原村の歴史(檜原村観光協会)
- 「檜原村」名前の由来 なぜ檜原と呼ぶのか(檜原村観光協会)
- 御蔵島基本情報(御蔵島観光協会)
- 伊豆諸島 御蔵島(船・フェリーの旅|東海汽船)