
【作品解説付き】押井守監督作品、あなたが一番好きな作品は? ~アンケート実施中~
INDEX
稀代のアニメーション監督として、日本国内だけではなく海外にもその名をとどろかせる押井守監督。TVアニメ監督からスタートし、その後手掛けた数々のアニメーション映画では、世界を震撼させました。
アニメに実写映画的なレンズを用いた映像を取り入れた人物の1人でもあり、リアリティのある緻密な描写が評価を受けています。今回ほとんど関係ないですが、犬好きとしても有名ですね。
ねとらぼ調査隊は、押井守監督がメガホンを取ったアニメーション映画作品をピックアップし、人気投票を開催! どれも秀作とされていますが、その中でもお気に入りの作品に投票してくださいね!

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それでは、アンケート対象となっている押井守監督作品の紹介です。
うる星やつら オンリー・ユー
押井監督のアニメ映画初監督作品で、1983年公開。高橋留美子さんのマンガ『うる星やつら』初の劇場作品でもあります。
ドタバタラブコメディの決定版ともいえる『うる星やつら』の雰囲気が存分に生かされており、何故かエルという宇宙人の女王の婚約者に選ばれてしまいます。
王になればハーレムを作れると喜ぶ諸星あたるを、ラムが追いかけるという構図はそのままに、個性の強い劇場版オリジナルキャラクターたちを巻き込んだ「鬼ごっこ」を描いた作品です。
うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー
1984年公開の「うる星やつら」劇場版第2弾で、押井監督の名を世に知らしめた出世作といわれています。
文化祭前日をループするという、現在ではSFの定番ともいえる「ループもの」を描いたという点が評価されました。その反響は現在でも見られ、ハリウッド映画にもなった日本の小説『All You Need Is Kill』や、テレビアニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」で文化祭を描いたシーンではパロディがあるなど、さまざまな作品に影響を与えています。ハルヒの「エンドレスエイト」も大きな影響を受けていますよね。
ケン・グリムウッドの世界的に有名なSF小説『リプレイ』が1988年出版ということも考えると、それ以前からループものはあったにしろ、ものすごい作品だなぁと思います。
機動警察パトレイバー the Movie
押井監督を取り巻くクリエイターたちが、影響を受けた作品として名を挙げることが多い本作。
1989年公開で、シリーズ最高傑作ともうたわれます。1988年のOVAからはじまり、2014年には実写映画となるほど人気の高い作品です。人間が操縦する作業用ロボである「レイバー」が普及している世界で、レイバーは警察にも導入されており、「警視庁特車二課第二小隊」のメンバーのストーリーになっています。ちなみに、「パトレイバー」とは「パトロールレイバー」の略で、第二小隊で使用されているレイバーには「イングラム」という愛称がありますが、劇場版では使用されていません。
特に本作では、レイバー用のOSや、コンピュータウイルスによる事件が描かれており、「ビューティフルドリーマー」同様、現在でもそのSF的な世界観が評価されている作品でもあります。ちなみに、他のロボットアニメと比べると、そこまでイングラムは活躍しないです。
機動警察パトレイバー 2 the Movie
1993年公開の「パトレイバー」劇場版第2弾。現代の日本でも起こりうるとされる戦争を描いた作品です。
前作よりも、さらに押井監督独自の作風が反映されているともいわれており、横浜に所属不明のミサイルが落ちことをきっかけに、自衛隊基地のハッキングや、通信網の破壊など次々と異常事態が起こり始め、東京は“架空の戦争”の舞台となってしまいます。
情報の錯綜により振りまわされ、「架空の戦争」をすることになる展開、めちゃくちゃ押井監督の味ですよね!
GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊
1995年に公開され、SFアニメの金字塔として語り継がれています。重厚な世界観がすっごい。士郎正宗さんによるマンガ『攻殻機動隊』が原作となっています。
電脳化やサイボーグ化が進んだ世界、脳と脊髄以外をサイボーグ化した主人公・草薙素子がうなじにコードを差し込んで電脳に接続するなどの設定は、映画「マトリックス」などにも影響を与えています。
公安9課ってめちゃくちゃカッコいいんですよね。トグサがまずカッコいいし、素子とバトーの関係性とかハードボイルドでいい! 一番好きな台詞はバトーの「ゴーストのない人形は悲しいもんだぜ。特に赤い血の流れてる奴はな」です。
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イノセンス
2004年に公開された「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊」の続編で、約9年ぶりのアニメ監督作品です。
前作から3年後が舞台となっており、草薙素子が行方不明になった後のバトーとトグサがメインのストーリーです。事件解決のため、2人が択捉経済特区へ向かった後の色使いや演出は本当に圧巻です。
海外での評価が高く、カンヌ国際映画祭のコンペ部門にノミネートされています。
スカイ・クロラ The Sky Crawlers
2008年に公開された作品で、作家・森博嗣さんの「スカイ・クロラ」シリーズが原作です。ベネチア国際映画祭コンペティション部門にノミネートされました。
戦争請負会社に所属する主人公、カンナミ・ユーイチは、前線基地から配属されたということ以外の記憶はなく、知っているのは自分が「キルドレ」であることと、戦闘機の操縦の仕方だけ、というあらすじになっていて、森博嗣さんの世界観がしっかりと描かれていて、とても良かったです。
その他
押井守監督には、長編映画以外にもOVAでリリースされた長編アニメや、短編アニメなど多数の監督作品があります。また、アニメーションだけではなく、実写映画の監督としても、世の中に発表しています。
そこで、今回紹介しきれなかった押井守監督作品が一番好きだという人は、その他を選んでください。
以上の押井守監督作品が、投票の対象になります。下のアンケートから投票してください!
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